この記事へのコメント
季節の変わり目を音によって表現したと読みました。長調から短調に変わるといえば、夏から秋へと移り変わるところかなと思いましたが、結句からすると秋から冬に変わるときでしょうか。住んでいるところによっても季節感が異なりますが、風を肌ではなく、耳で感じ取っている作者に共感しました。ただ、四句目から結句へのつなぎが少々気になりました。
Posted by 鶴羽一仁 at 2018年02月10日 18:18
風の音を単なる音の強弱やさやさやという音感ではなく、長調や短調ととらえたところに斬新さがあると思います。
鶴羽さんの言われる四句と結句のつながりは、四句目の「新しくして」をどう読むかにあると思います。
三句の「風の音」に助詞を補うとすれば、
@「風の音が」又は「風の音は」とするならば、四句「新しくして」は「新しくなる」の意でしょう。
A「風の音を」とするならば、四句「新しくして」は「新しくする」の意でしょう。
私は、@のほうが素直に読みとれますが、作者の意図をうかがってみたいと思います。
Posted by 肥塚しゅう at 2018年02月11日 09:09
心地よい秋風から、冷たい北風に変わったことを、メジャーからマイナーに風音が変わった。そしてそれが冬に入ったのだととらえたことが面白いと思いました。音楽用語としてより、、メジャーは多数派の安心感で、マイナーは我慢を要する少数派のことでよいのではないでしょうか。上句のとらえ方と、下句の受け方が気持ちよく極った1首だと思います。
Posted by さとう ひろこ  at 2018年02月14日 16:00
歌会に出す歌は、こういった批評の難しいものが理想だと感じます。
言葉の置き方は単調ではあるものの、
むやみにこねくり回してない、素直な詠み方に好感を抱きます。

(最初に投稿した感想に誤字があったため、改めて投稿致しました。すみません)
Posted by 北城椿貴 at 2018年02月14日 23:23
「長調・短調」というとクラシック音楽のイメージが強いですが、「メジャー・マイナー」というとバンドなどの軽音楽をイメージさせます。風向きや風速が、これまでと切り替わって、ふっと音の印象が変わったのですね。とても鋭く豊かな感性でもって空気を捉えています。「その場の空気感」という比喩ではなくて、実際の、本当の風の音をきいているのだと思います。下の句の「新しくして寒き冬の日」には、きりりとしたすがすがしさを感じます。
いっぽう、 さとうひろこさんの「メジャーは多数派の安心感で、マイナーは我慢を要する少数派のこと」という評にも納得しました。なるほど!
Posted by 鑓水青子 at 2018年02月17日 09:59
メジャーからマイナーに変わる風の音新しくして寒き冬の日

この冬は何年ぶりかの寒波と言われています。
上の句の「メジャーからマイナーに変わる風の音」が、新鮮な表現ですね。
一読一段と厳しくなる寒さに雪深き地方の方々の事を案じました。
虎落笛を部屋内で聴いていたら音調が変わったのですが、その風の音は
新しく初めて聴く音で寒き冬の日であった。ただそれだけを集約したお歌
なのですが、御題の「新しくして」を入れたことにより作者の心情が
より寒くなる冬の日をメランコリックではなくご自分も新たにいどむ
ような気持ちでとらえているところが良いですね。
下の句の字面が漢字が多いのでもう少しひらがなにするとよろしいかと
思います。
Posted by 西五辻芳子 at 2018年02月18日 22:46
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