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2018年02月02日
第34回ネット歌会詠草/24
北新地灯ともし頃の路地裏を空き缶積んでリヤカーがゆく
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posted by 短歌人会 at 00:15|
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この記事へのコメント
現在形でおわっているということは回想ではなく、いまの風景なのでしょうか。
歓楽街の路地裏、リヤカーが、昭和っぽい雰囲気ですが、空き缶あつめをなりわいにしている人がいまも存在しているのでしょうか。
私の近所では、十年ほどまえは空き缶をあつめにくるおじさんと交流がありました。
しかし近年は、資源収集のルールが厳しくなって、地域から締め出されてしまいました。
いまも空き缶集めの人がいるとしたら、歓楽街にも人情味がのこっているのかなあ、と感慨にひたります。
すんなり読み下すことができ、昼間の光でなく、灯ともし頃であることも幻想的な雰囲気があり、モチーフへの作者のやさしい眼差しを感じる歌だと思います。
Posted by 岡本はな at 2018年02月12日 14:29
岡本さんがおっしゃっていらっしゃる通り、私もノスタルジックで魅力的なお歌と思いました。
どことなく、「昭和」という印象があるのは「灯」「リヤカー」などの単語の連なりによるものかと思います。私の地元の歓楽街ではそういった仕事はホームレスの方などがしており、最近では取り締まりが厳しくなってめっきりそんな光景も見なくなりましたが、大きな歓楽街だからこそ、空き缶広いする人が存在する余地があるのでしょうか。
そうだといいなあと思いつつ、優しい絵本のような雰囲気を感じて大好きな一首です。
Posted by 桃生苑子 at 2018年02月13日 11:02
三十一音という短い詩形に、概念規定の言葉をはめ込んで作品にまとめることは、とかく作者を消して作品を一人歩きさせるものだと思います。「北新地の路地裏」という大阪の歓楽街の場所指定。「灯ともし頃」という(ちょっと懐かしいフレーズ)夕刻の時間指定。「空き缶積んで」「リヤカーがゆく」という状況説明。場所と時間と状況の説明から、文意を作者は他者に伝えようとしています。もちろん、それで短歌としては十分に立派でいいのでしょうが、読む私としては、何か説明だけの空間に置き去りにされて過ぎるようで寂しい気がこのごろします。なぜかというと、その状況説明からは市や区に承認された、資源収集を業とする専門会社から正規の委託を受けた、おじさんでなく若者の姿も想像できるからです。いろいろ想像できて楽しいという方もおられると思いますが、この「いろいろ想像できて」というのが最近の私にはつらいのです。わがままと言えばそれまでですが、また一方で「だったら読まなければいい」と御叱りを享受けるしれませんが、もう少し作者の顔が作品からうかがえてもいいのではないでしょうか。
Posted by かわすみさとる at 2018年02月22日 18:33
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