この記事へのコメント
>本当のことを知りしときんつばの衣剥がして騒がしきひと

 女性二人がお喋りをしている図、じゃないかな。作者ではない、もう一人の登場人物が「この前のあの話ね、本当のことを知ってしまったのよ、わたし」などと言ってゐる。でその人物はせっかく四角に包んであるきんつばの衣を剥がしながら。この辺り、その人物の性格を作者は表現していて、小説の一場面のようです。情景が生き生きと見えているし、また、「騒がしきひと」と言ってはいるんだけど、決して批判的な響きはなく、好感を持って言っているところなど、いいなぁ。
 二句の「知りし」については、明るいお喋りの場面を表すには「知つた」くらいの口語っぽい言い方の方が合う気はしますけれど。
Posted by 弘井文子 at 2018年05月12日 10:01
 初めてこの歌を読んだとき、二句と三句の切れ目が「知りし時」とどうしても読めてしまい、正直困りました。しかし(おそらく)読み慣れてくると、一コマの情況が把握されて歌の面白さが解るような気になりました。大体が、作者が見ている人物は、「きんつば」の皮を剥がしながら「本当のことを知った」と騒いでいるのです。可笑しな場面(個人的過ぎているかも知れませんが)であると私には見えます。皮を剥がしている手というか指の動きまで忙しなく騒々しく、目に見えるようです。無意味に意味があるような、「本当のこと」が実際何であれ、どうでもよくて、歌は成り立っているように思います。
Posted by かわすみさとる at 2018年05月19日 15:22
弘井さん、かわすみさん、遅くなりましたがありがとうございました。
以前、何人かできんつばを食べていたときに「きんつばって餡子固めただけやん」という人もいれば「ただの餡子の塊と違うで」と言う人もいて賑やかだったことを思い出して作りました。

今回のネット歌会では全くコメントせずに申し訳ありませんでした。先延ばしにしているあいだに大縄跳びに入り損なった人のようになっていました。次回はしっかり縄の中に跳び込んでいきたいと思います。今後もよろしくお願いいたします。
Posted by 津和 歌子 at 2018年05月31日 23:18
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