この記事へのコメント
>非常階段の天辺でタバコ吸う男今にも飛び降りそうだ

 わたし自身は定型に近づけて詠みたい方なので、この一首が果たして「短歌」なのか?と思うところはあります。57577のリズムや言葉の調べ、などからは遠い歌です。「自由律」というのでしょうか。「タバコ」や「男」のあとには助詞がなくて、ぶっきらぼうです。でも、読むと何故か立止まってしまって、いったん離れても、また戻ってきてしまう。
 たまたま通りがかった作者が、非常階段の天辺で見かけた光景で、そこには作者の深層の心持の投影もあるかもしれませんが、重たい感じはしない。
 わたしの参加する歌会では、こういう感じの歌が出されることはほぼなくて、どういうふうに評を描けばいいのか良く分からないのです。どなたか、コメントを!
Posted by 弘井文子 at 2018年05月12日 09:43
この非常階段というのは、ビルやマンションにある外付けのやつですね。その最上階にタバコを吸っている男がいる。われは、地上からなのか、向かいのビルの窓越しからはわからないけど、とにかくその男が見える位置にいる、という構図でしょうか。

「非常階段の天辺」というのは、あまり言わないとは思いますが(非常階段の最上階でしょうかね)、「ビルの屋上」だとやや平凡になってしまうので、仕方がないところかなと思いました。

句またがりなのか、初句字余りで結句字足らずなのか、よくわかりませんが、どちらにしても、へんてこりんな韻律(とくに私には言葉の接続による5音、7音の律感は感じられるので、散文よりも韻文に読めますが)は、この歌ではオーライでした。
Posted by 桑原憂太郎 at 2018年05月12日 11:18
私も最初読んだ時はどこで区切って読めばいいかわからず定型のリズム感が完全に狂ってしまいました。

非常階・段の天辺で・タバコ吸う・男今にも・飛び降りそうだ

非常階段を句跨りとして
5・8・5・7・7
と読むとそれなりに定型に近いリズムになってきました。

歌の内容としては男を見上げてくらくらするような情景ですが、どこか夢の中の情景のようで深刻さはあまり感じず、弘井さんが書いていたように作者の深層風景かもしれません。
Posted by 海野 雪 at 2018年05月12日 11:19
「タバコ吸う男今にも飛び降りそうだ」が、5・7・7にきっちりと収まっていたせいか、私は破調を意識せずに短歌として読めました。
喫煙者にとってタバコを吸うというのは、いつもの日常の動作の一つだと思いますが、「非常階段の天辺」という非日常的な空間を配することで、危機的な状況になり得ることに気づかせてくれて、おもしろい一首でした。
Posted by 加藤隆枝 at 2018年05月21日 17:28
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