この記事へのコメント
この歌の中に「力点」という物理的用語をもってきたのが発見かなと思い頂きました。
Posted by 宇田川庄五 at 2018年05月09日 18:05
「力点のあり」から植物の命の強さが感じられるお歌だと思いました。花芽形成から満開、そして散ってゆくまでを、芯に宿る力点が支えているのだろうとも思いました。
Posted by 笹渕静香 at 2018年05月12日 23:55
宇田川さん、笹渕さんのおっしゃる通り、「力点」がこの歌の肝だと思います。
広辞苑によると「力点」の意味は
1.梃子で物を動かす時、力を加える点
2.重点のおかれている箇所
となります。当初は辞書を引きつつ、本当にこの場面で「力点」を使うのがふさわしいか考えましたが、今にも芽吹こうとする梅の生命力が、蕾の先端に集中しているという状況を描写するには、これで良いように思いました。
Posted by 亀尾美香 at 2018年05月13日 20:09
前評者と同じく「力点」が効いていますよね。初句の「膨らみし」というやわらかな入りかたから、芯のひとつひとつにズームしていくような視点の動きが感じられて、結句の「あり」まで力強さが表現されているのもよいと感じました。
Posted by 太田青磁 at 2018年05月21日 10:01
 少し読みを「発展」させるところに、この一首の魅力があるとおもう。それは(花芽の芯と力点)の関係である。花芽はやがて外に向かって花ひらく。開花の力点は花芽の芯にある。この力点は根でいえば成長点であり、その源には外に放射する生命力がある。その花芽が木の枝に多くつき、作者の目に点在し、一斉に生命を放射せんとしている。それに作者は感応するのである。作者にとっては「梅」の花芽であるが、私は「桃」の花芽をイメージした。まことに良く出来た歌であり、感心させられる。
Posted by かわすみさとる at 2018年05月23日 09:24
「膨らみし梅の花芽の」から春へのぬくもりと、「芯」「力点」という言葉から、冬の間中、開花に向けて花のひとつひとつが蓄えていた力の強さを感じられて、いい歌だなと思いました。
Posted by 五十嵐真希 at 2018年05月24日 23:14
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