この記事へのコメント
廃城となっても何のその、人気の名城跡地には人は集まるものと実景が詠われているようで頂きました。「年月を蹴散らすやうに」の比喩が参考になりました。
Posted by 宇田川庄五 at 2018年05月09日 17:32
城というのは極めて実用的な理由で築かれ、廃城は本来無用の長物です。しかし、観光名所として、本来の用途とはまるで別の価値を図らずも身に背負おうようになった。

「年月を蹴散らすように」は、廃城として朽ちるのを待って佇んでいた遺跡の静寂を観光客が破ったことを表しているのだと私は読み、巧みな比喩に感心しました。
Posted by 高良俊礼 at 2018年05月13日 22:43
廃城となりたるのちの年月を蹴散らすやうに旅人の群れ

旅人の群れの足音が聞こえてくるような臨場感を感じ
選歌させて頂きました。
定型にのっとり律も良く、元気なところに惹かれました。
また上の句と下の句の対比もうまく、三句をあっさりと「年月を」
としたところにも「技あり」と思いきや四句で、「蹴散らすやうに」
と生きた言葉を斡旋し現代的におさめたところも好感をもちました。

Posted by 西五辻芳子 at 2018年05月25日 02:15
宇田川さん、高良さん、西五辻さん、ご批評をありがとうございました。
これは去年の秋に兵庫県朝来市の竹田城へ行ったときの歌です。
竹田城は築城しても城として一度も使われることなく廃城になり、何百年も経って突然脚光を浴び観光客が押し寄せるようになりました(私もその一人)
竹田城はそのことを喜んでいるのか、悲しんでいるのか。
私は20年以上前から竹田城のことを知っていましたが、そのころはバスの便もちゃんとなく、女一人で行くのは難しかったです。
私も年月を蹴散らして静寂を破る旅人の一人としてゴムシートの敷かれた城を歩きつつ、できればもっと前に来たかったなと思っておりました。
Posted by 海野 雪 at 2018年05月28日 16:25
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