この記事へのコメント
島根半島の内側に宍道湖がある、その宍道湖に白波をたたす風はなく、島根半島には夏雲がむくむくと積みあがっている。今年の酷暑を表す状景が目に見えるようでよい歌とおもった。
Posted by 永井秀幸 at 2018年08月17日 16:25
永井さんが高く評価されていますが、僕も惹かれた歌でした。が、僅差という感じで3首選には入れませんでした。「白波たたす風はなし」は見せ消ちという手法でしょう。「なし」と言われていながら「白波たたす風」を読者に思わせます。ちょっと気になったのは固有名詞の扱いです。「宍道湖」と言われたなら「島根半島」と言うべきだと思います。あるいは、「半島」のままにするなら、「宍道湖」ではなく、「みづうみに」ぐらいの初句にして、どのような場面かは読者に自由に想像してもらう、という手もあったのではないかと思いました。
Posted by 斎藤 寛 at 2018年08月17日 18:54
 初句二句の律感がいいので、初句の宍道湖の具体は生きたと思います。ほかにも「たたす」「たかく」や三句目以降のA音の頭韻など、韻律の気持ちのよい作品でした。

 結句の「積む」が、これ、なかなか面白い表現だな、と私は思いましたが、果たして妥当なのかどうなのか、わかりませんでした。
 雲が積むとかの言い方は、一般的ではないと思いますが、普通の表現としてアリなんでしょうか。
Posted by 桑原憂太郎 at 2018年08月19日 12:05
「積む」についてですが「積雲」という語がありますから僕はアリとおもいます。
Posted by 永井秀幸 at 2018年08月20日 18:00
「無い」もののお歌ですね。ないことでかえって宍道湖をはるばると吹く風を想像させます。調べのよさが心地よいです。

3句までのゆったりとした光景に比べて、結句までがやや詰った感じがします。「半島」は出さなくてもよかったのではないかと思いました。
Posted by 山中 もとひ at 2018年08月24日 09:45
作者は弘井文子でした。
雨の日、雪の日、風の日、さまざまに歌を詠ませてくれる宍道湖です。
評を下ったみなさま、ありがとうございました。
Posted by 弘井文子 at 2018年09月11日 06:46
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