この記事へのコメント
 下の句の「明日はきつと結い上げている」が、一首に不思議な緊張を生んでいると思いました。それは読者には、おそらく作者の心情であって踏みこみ難い領域のためなのでしょう。
 
 敢えて言うと、まず二通り、考えられますが、作者は、美容室のトリートメントに満足しても、揺れる横髪は日常的には不都合であるという心情、また逆にどうにも処置が不満足であって、きっと明日には何時ものように結い上げているだろうという心情。という二つの心情が考えられます。
 この心情の二つの可能性が、一首の上下に緊張を生んでいると私は思いました。作者の心情に所詮、読者は入り込めない、ということ。その緊張の張りが、気にかかる一首にしてこの歌を成功させていると思います。
Posted by かわすみ さとる at 2018年11月08日 21:14
ちょっと読みきれませんでした。「きっと」がわからない。「きっと」に作者の強い思い入れがあるのか、ただ字数合わせの緩い副詞なのか、それが読みきれない要因です。
前評、かわすみさんのコメント。心情はそういうことと分かりますが、上句下句の緊張は、「きっと」からはどうにも感じられないと、私は読みます。
他の方の読みも知りたいところです。
Posted by 桑原憂太郎 at 2018年11月11日 19:25
美容院帰りで髪を綺麗にセットした人が作者なのか、作者の見つめている人なのか、両方に読めると思いました。
「きっと私はそうしてしまう」「きっとあの人はそうせずにいられない」の両方の意味を読み取れます。
この光景がもう少しはっきりすれば、ほかならぬ「きっと」を選択した作者の思いにもっと近づける気がいたします。
Posted by 山中 もとひ at 2018年11月13日 16:24
結い上げることができる長さの横髪。時には顔にかかって煩わしいかもしれない長さ。だけれども、美容室は女性らしい、柔らかな印象を作ってくれたのでしょう。
私もかわすみさんの仰る二通りも納得できますが、どんなに素敵な髪型で一度は納得した髪型でも、日常生活には向かないから、今日はこの髪型で、明日はいつもの髪型に戻すのよ、と。「きっと」がそんなことを思わせてくれます。
横髪を垂らしたままでは業務に支障が来る職業の方かもしれませんね。昔、「襟元に髪の毛がかからないよう結びなさい」と指導してました。作者がどんな職業の方かはわかりませんが、そんなことを思い出させてくれる一首でした。
Posted by 鎌田章子 at 2018年11月13日 16:42
この歌、かわすみさん、山中さん、鎌田さんのコメントを読むうちに、私のなかで、とてもいい歌に思えてきました。この「きっと」は、実は、かなり効いているかも(笑)。
ネット歌会って、すごいなあ(笑)。
Posted by 桑原憂太郎 at 2018年11月17日 19:20
美容室に行くのが大好きな私には、ズキュンとくる一首です。
上句で美容室帰りに歩きなのか、自転車などに乗っているのか、まず想像しました。でも下の句を読んで「もしかして、歩いていても横の髪がちょっと邪魔に感じているのかな」と思いました。だから次の日は結い上げてしまうだろう、と・・・。髪の仕上がりには強い不満などは感じられませんが「あ、結んだ方がいいわ」というサッパリとしていてかつ強い決意のようなものが伝わってきました(くどくてすみません)。
Posted by 笹渕静香 at 2018年11月18日 23:54
皆さんのコメントに共感しつつ、私もステキな一首だと思ったので一言。

いつもと同じ髪型だったり、ただのシャンプー・カットだったりしても、美容院で仕上げてもらうと何となくよそ行きな感じになります。時間が経てばいつも通りになったり、日常生活に支障があれば結んだりピンで留めたり…。明日になればそんな日常がまた繰り返されることを知りつつ、美容室帰りの今日、今だけでも魔法にかかったシンデレラのような時間を愛おしんでいたい…、そんな思いが感じられて好きでした。
Posted by 加藤隆枝 at 2018年11月24日 18:57
作者の本間美保です。
これは短歌といえるのか不安を感じつつ投稿しました。
ご覧下さいました皆様、コメントを下さいました
かわすみさとるさん、桑原憂太郎さん、山中もとひさん、
鎌田章子さん、笹渕静香さん、加藤隆枝さん、
ありがとうございました。



Posted by 本間美保 at 2018年11月30日 22:33
この歌は、皆様のコメントの通りの歌です。
美容院帰りの道で横髪が風に揺れている。
それが自分であるか他の誰かであるかは定かでないけれど。
その横髪は日常生活には少し邪魔なので仕事のときは結いあげざるを得ないが今はこの横髪を楽しみたい。仕事は、特に限定しませんでした。専業主婦、店員さん、看護師さん、何でも当てはまるような気がしました。
明日からはまた日常に戻るのが残念な気持ちはあるけれど、けれども戻らざるを得ない。
まあそういうものさ、それがいいのさ〜
という気持ちを詠みました。
皆様の多様な視点でのコメントのおかげで
この歌がとても生き生きと見えて嬉しい限りです。
本当にありがとうございました。
Posted by 本間美保 at 2018年11月30日 23:55
追伸:桑原さん、「きっと」は「十中八九」くらいの軽い気持ちで使いました。
確かに、「きっと」は強い決意の言葉とも取れますね。
Posted by 本間美保 at 2018年11月30日 23:57
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