この記事へのコメント
「平成」を詠んだ歌は多くあります。短歌人2018.12月号にも「年末恒例題詠〜平成を詠む」として24氏が歌を寄せています。
令和に続く平成の30年間は、戦後を脱して平和が成った平らかな時代であったと評する向きも多いと感じています。
そういう意味では、この歌の作者が感じたように「のっぺりとせし平成」という感覚があてはまるかも知れません。
勿論、平成の30年間は、多発した未曽有の大規模災害や陰惨な事件・事故などのほか、個人個人の事情としてそれぞれに大変なことも多かったことと思います。
小生としては、平成30年間で表沙汰になっている問題の解決がこれからもとめられることは当然であるが、むしろ波風立たないように隠されて、また後ろ送りされた問題がこの30年間で山積されたように感じています。
地球規模での環境問題はさることながら、わが国においては人口減少、低出生率、原発廃棄物、災害復興、1100兆円の借金、様々な格差など枚挙にいとまはなく、令和以降の時代に露呈する問題を溜め込んだままの平成30年間だったと思います。
そういう意味では、本歌の「のっぺりとせし平成」が、どのように評価されるかは意見が分かれるところだと思いました。
一つの歌の表現としては、上句の起伏のゆるやかな日本列島のイメージと、「のっぺりとせし平成」が上手く呼応していてよいと思います。
Posted by 肥塚しゅう at 2019年05月15日 15:49
 「のっぺりとせし平成」は、これだけを引き出すと納得いかないと思われても仕方がないと思います。
 逆に日本列島の形を紙上でか画面でか概観して「のたりと横たう」と感じてしまうのは、どこか平静ではない感覚に思えますので、その感覚から平成30年余を「のっぺり」と感じてしまった、という短歌と読みました。
Posted by 山中 もとひ at 2019年05月21日 14:31
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