第40回短歌人ネット歌会詠草一覧

第40回短歌人ネット歌会の詠草一覧を発表します。

詠草を提出された方は、ご自分の詠草に間違いがないかご確認下さい。

なお括弧内はルビとなります。

もし万一ご自分の詠草に誤植あるいは未掲載などがありましたら、

11月10日（日）の20時までに　[e-mail] 　まで

メールでお知らせ下さい。ただし原則、幹事サイドのミスに基づく誤植や、

メールの不具合等によって生じた未着による追加に限り、

推敲等の訂正には応じられません。

なおここしばらく、詠草送付先アドレスの運営元での不具合のため、

メールの大幅な遅着や未着が発生しております。

特に詠草が未掲載の方は、詠草が到着していない可能性が高いので、

ご迷惑とお手数をおかけ致しますが、この記事のコメント欄に

未掲載の旨と参加詠草を直接お書きこみ下さい。

その場合はお名前と、最近入会された方は会員番号をできましたらお願いします。

なお書き込まれた内容は公開されませんので、ご安心下さい。

また詠草訂正・未掲載いずれの場合も、締切を過ぎてからのお申し出は

お受けできませんので、かならず11月10日（日）の20時までにご連絡下さい。

【詠草（自由詠）】 ※カッコ内はルビとなります。

1．おでこにも芝が付いてるラグビーの選手の風呂の時間を思う

2．録画したドラマに流れうろたえてしまった緊急地震速報

3．「神かくし」どこかで生きていて欲しい...昔の人はよくぞ言いける

4．紙たちを捕まえるため自らも捕らわれているホッチキスの虫

5．捨ててやる！仕事、親、友、金全て そして一匹のサルが残る

6．すべもなく心くもれりまつさらなジャージなど着て部屋を出てみん

7．饅頭のようにふくれた岩船麩その酢の物を食べた祖母宅

8．天井の垂れ籠むる夜の快楽（けらく）なれラフマニノフの「鐘」の連打は

9．幸運を無駄使いしてまたバスが私ばかりに都合よく来る

10．耳遠きわが母のため楷書にてくてんとうてん付し話しかく

11．若い頃はなんていっても仕方ないハズキルーペで読む「短歌人」

12．牽牛と織女の愛欲うつくしくよみ換えられるプラネタリウムに

13．木犀の匂ひに気づきてよるのみち常夜灯までのゆるき坂道

14．百足屋の足袋はキャラコの白足袋で小鉤をとめるくすぐつたさに

15．被災地への募金呼び掛け立てる君校舎の奥へ声の染みゆく

16．捨て犬の救済うつたへ少女子(をとめご)の声嗄れるまでの夏は過ぎゆく

17．休田に百万本のコスモスを咲かしめて今にっぽんの秋

18．日本晴れ果てしも知らず澄みとほり百年の秋のひと日と言はむ

19．クルマのみ見て走り去るイケメンは横断歩道の木偶と見るらむ

20．足下に強く拡がる海の色透けているのは水かそれとも

21．芝の名はセレブレーション日差しにも冷えにも耐える品種と知りぬ

22．岩塩と打ち間違えしこともある令和元年二か月を切る

23．お好みを押し切り分ける手を見てるたまごの黄身とえびの偏り

24．ふりかへる人も少なき病院の樅の光の朱（あか）あたたかし

25．好き嫌いあったであろう入所者に次々運びぬ介助のスプーンを

26．AIに愚痴をこぼせばAIはわかりませんと軽やかに告ぐ

詠草は以上です。

今回は26首の詠草が寄せられました。皆さま、ありがとうございます。

コメントはそれぞれの作品に関するスレッドにお願い申し上げます。

コメント受付期間は11月13日（水）から11月27日（水）までとなります。

アップ作業および集計が速く終われば、前倒しして発表します。

詠草を提出していない方でも、短歌人会のメンバーでしたら

どなたでもコメントできますので、奮ってご参加下さい。

皆さまの活発なコメントを期待します。

さらに個別のコメント以外に、今回の歌会全体の作品について

忌憚ないご意見を交わす場として、この記事のコメント欄を開放します。

詠草全体の傾向や、今回の題についてのご意見などこちらにお寄せ下さい。

それ以外にご不明な点がありましたら、
[e-mail]　までお願い申し上げます。

どうぞよろしくお願いいたします。