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2019年11月02日
第40回ネット歌会詠草/8
天井の垂れ籠むる夜の快楽(けらく)なれラフマニノフの「鐘」の連打は
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posted by 短歌人会 at 00:19|
Comment(4)
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この記事へのコメント
「ラフマニノフ」と「鐘」で検索してみました。「合唱曲」と「前奏曲」の二つがヒットして、両方を聞き比べてみましたが、わたしの印象では前者の「合唱曲」のように思えました。
上句の叙述から、コンサート会場でのものかと想像しました。
Posted by たかだ牛道 at 2019年11月18日 22:34
ラフマニノフの「鐘」には合唱曲もあったのですね。私も初めて聴きました。
前奏曲(ピアノ)は、オーケストラ編曲版が浅田真央のフリースケーティングの曲に使われていたので、
旋律を覚えている方がより多いかもしれません。
私の印象では、前奏曲のように思えます。
重苦しい連打音が、頭上からかぶさってくるように響く曲です。
「天井の垂れ籠むる夜」とは、夜のコンサート会場のことでしょうか。
それとも、もっと低い天井の自室、あるいは寝室のことでしょうか。
自分の部屋だとしたら、
コンサートで耳についた連打音を回想しているのでしょうか。
それとも、CDをかけているのでしょうか。
ひょっとしたら、自らピアノを弾いているのでしょうか。
さまざまな想定を許してくれる曲だと思います。
「垂れ籠むる」という漢字の使い方からは
重厚かつ繊細な音で織られた帳(とばり)のなかに籠っている人物がイメージされます。
西洋音楽に「快楽(けらく)」という仏教用語をぶつけるのが新鮮です。
重苦しい音楽であっても、その美しさは
聴き手の心を解き放ち、浄福感へいざなってくれる…
「なれ」と命令形になっているので、
音楽の衝撃による心の解放を願っているのだと解しました。
Posted by
川上幸子
at 2019年11月24日 11:08
天井の垂れ籠むる夜の快楽(けらく)なれラフマニノフの「鐘」の連打は
「なれ」が命令形と言うご意見でしたが、私は断定の助動詞「なり」の已然形と読みました。「こそ」が出てきませんが、係結びで、ラフマニノフの「鐘」の連打は天井の垂れ籠めるような夜の快楽であることだなあ、と歌っておられるのだと感じました。
上の句は読みこなしきれませんでしたが。
Posted by 鎌田章子 at 2019年11月24日 12:12
斎藤寛です。たかださん、川上さんさん、鎌田さん、コメントありがとうございました。ラフマニノフの「鐘」と言えば下記@の前奏曲(ピアノ版とオーケストラ版とあり。下記@はオーケストラ版)、と思っていたのですが、合唱曲もありましたか。しまったあ! それと、「なれ」は作者としては“詠嘆の已然形”のつもりでしたが、ある歌会で(他の方の作品ですが)この用法に「?」が付される場面がありました。これについては下記Aの宮地伸一さんの解説の後半部分をご参照ください。
@
https://www.youtube.com/watch?v=ANORsjtLzJU
A
http://www.shin-araragi.jp/zakki_bn/bn_10/zakki1002.htm
Posted by 斎藤 寛 at 2019年12月05日 21:10
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@ https://www.youtube.com/watch?v=ANORsjtLzJU
A http://www.shin-araragi.jp/zakki_bn/bn_10/zakki1002.htm