この記事へのコメント
作者の目の前の鏡に、子の散髪を終えて毛染めの準備をする父親が映っています。鏡の中の父親という距離感はおもしろいと思います。
「苦虫つぶした顔」というのはかなり強い表現ですが、父親にとって散髪が納得のいかない出来だったのでしょうか。もう少し手がかりがあれば親と子の関係がもっと生きてくるように感じました。
Posted by 津和 歌子 at 2020年02月24日 22:41
理髪を終え、鏡の前で毛染めを待っている作者は、自分の顔が父親に似てきてしまったことを発見します。
「苦虫つぶした」とあるので、あまり面白くない気持ちなのでしょう。
上手くて面白い歌だと思いました。
Posted by 木嶋章夫 at 2020年02月25日 06:11
 理髪店で、小学生なら女の子でも髪を切ってもらうこともあるでしょうけど、一般的には男性でしょうから、ここの作中主体も男性だと思います。
 髪をカットしてもらい、毛染めというか、色を入れてもらうのを待っているという場面です。

 最初読んだとき、これって中学生か高校生くらいの男の子が理髪店で、茶髪か金髪に染めようとしているとき、そのお父さんもまた散髪してもらおうとやってきて、鉢合わせしてしまった、と読んでしまいました。
 でも、すごく落ち着いた書きぶりの一首で、何度か読んで、ああこれは、理髪店の鏡に映る自分の顔が、何時の間にか父親そっくりになっていたよ、という感慨なのですね。若いころは苦虫をつぶしたような顔の父親はあまり好きではなかったかも知っれない。
 最初はショックだけど、そのうち何となく受け入れていくんだろうなぁ、そんな心境を思いました。
Posted by 弘井文子 at 2020年02月25日 23:45
作者も年をとって、白髪の父に似てきたいう自覚と父はけっして髪を染めなかったいう記憶。
髪など染めずに、ありのままでいろよと父は苦虫をつぶすだろう。
Posted by たかだ牛道 at 2020年02月27日 10:21
私は主体が使う「毛染め」を持っていると仮定して2種類の読み方をしました。

・黒髪をカラーリングするために毛染めを使おうとしてるのに対し「チャラチャラしやがって」と内心怒っている父親


・そろそろ生えてきた白髪を染めるために毛染めを持っているのに対し「フサフサでいいな!」と不機嫌になっている父親。


どちらかの心情がもう少しハッキリした詠み方ならよりリアルに想像出来たかもしれませんが、いずれにしてもユーモラスな情景が思い浮かぶ楽しい歌ですね。
Posted by 高良俊礼 at 2020年02月27日 22:32
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