この記事へのコメント
結句の「けふ聞く」という極めて第三者的な表現で、アイロニーになったと思います。
たまたま聞いたということでしょう。つまり、主体にとっては、あまり関心のないことを聞いた。
けど、その聞いた内容は、マスクが欲しい人にとってはものすごく切実なことなわけです。5時間半も並んでいるんですから。
その落差がアイロニーになったということなのだと思います。
これが「ゐるといま聞く」とか「ゐればおどろく」とかだと、面白くないだろうなあ、と思います。
Posted by 桑原憂太郎 at 2020年05月14日 19:23
桑原さんがご指摘になっている通り、主体が「けふ聞く」のところが面白さだと思います。
主体がそれをどう受け取ったかということはこの歌では明確にされていませんが、それも含めていいなと思いました。この主体は並ばないんですよね。そういう立ち位置の違いも面白いなと思いました。
Posted by 桃生苑子 at 2020年05月18日 15:37
四時半から並んで十時の開店にマスク買ふ人ゐるとけふ聞く

作者の西五辻芳子です。
選歌してくださいました桑原憂太郎さん貴重な一票を有難うございました。
また、的確なコメントをしてくださり有難うございました。
桃生苑子さんよく読んで下さり貴重なコメントを有難うございました。

ガーゼを畳んで簡単にマスクを作っていた幼い頃の記憶からすれば、大手チェーン店の薬局に行った時に店員さんから聞いた話に、これでクラスターがおきかねないと大変心配になりました。こんな簡単な歌ですが、何首も捨てて最後にシンプルに出来上がった一首です。

新型コロナ感染症による外出自粛中に「短歌人」のネット歌会に久しぶりに参加できましたことは、気持ちがポジティブになり貴重な経験となりました。
大変勉強になり、心から感謝申し上げます。
読解力は、今後の課題と致しますので作者の皆様お許しくださいませ。

Posted by 西五辻芳子 at 2020年05月30日 05:25
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