この記事へのコメント
「金紙」が包んでいたのは「チョコ」であるのだけれど、捨てるときに鳴るかすかな音に「夢を包んだことのあるたしかさ」を聞き取れる耳を作中主体は持っています。その耳と、読点を含めた表現技術が優れている、ユニークな一首と思いました。
Posted by 冨樫由美子 at 2020年05月13日 13:16
捨てるとき、夢を包んだことのあるたしかさが鳴るチョコの金紙

ていねいに詠われていて好感をもった一首でした。
前評者と同じように感じましたが、初句の後の読点「、」は
いらないです。二句目は色々に動きますが、四句目の「たしかさが鳴る」
が巧みな表現ですね。
Posted by 西五辻芳子 at 2020年05月25日 06:37
何かを食べ終ってしまうのは寂しいものですが
「夢を包んだ」という「たしかさ」に思いを致す所が新鮮です。
「たしかさが鳴る」という表現の巧みさに憧れます。
その音のかそけさが、読む者の耳に切ない余韻を残します。

「捨てるとき」と「夢を包んだ(包んでいた)」ときとの時間的な隔たりを
この読点は示しているのかもしれないと思いました。

Posted by 川上幸子 at 2020年05月26日 08:14
コメント受付期間を勘違いしておりました。
26日朝の2つのコメント(詠草11・19)は
作者名発表より前のものです。
申し訳ございません。
Posted by 川上幸子 at 2020年05月26日 12:59
作者の視点や心の動きからすれば、「チョコの金紙」が初句に来るところを一種倒置にしたのが技だと感じました。

その初句は「捨てるとき」から詠い起こし、いきなり読点で切るあたりも計算されていて、読者を引きつけます。

意味内容そのものは多少感傷的なのですが、過不足なく描いているので、そうした湿り気を感じさせないのもうまいところです。

「たしかさが鳴る」が眼目で、説得力がありました。文句なしにいただいた一首です。
Posted by 生沼義朗 at 2020年05月26日 15:55
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