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短歌人ネット歌会場
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第42回ネット歌会詠草/15
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第42回ネット歌会詠草/13
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2020年05月02日
第42回ネット歌会詠草/14
シャボン玉ビルの窓より流れ来て消える手紙のようとも思う
【選歌集計結果=3票】
【投票者=桃生苑子/川井怜子/馬淵のり子】
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posted by 短歌人会 at 00:22|
Comment(9)
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第42回歌会
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この記事へのコメント
物語のように惹き込まれました。
はかないシャボン玉から手紙への誘いにいろいろなことを想像できて、深みが感じられる作品で好感が持てました。
結句のようとも思うの「も」が気になりましたが、これをどうするかはわかりません。
Posted by 馬淵のり子 at 2020年05月13日 10:04
この一首は迷いました。
「流れ来て消える」で句切れ(?)になるのか、はたまた、「消える手紙の」が4句として独立しているのか分かりませんでした。
後者であるとすれば、「消える手紙」とは一体何だろうかと考えてしまいました。
@心を込めて書いた手紙に、相手からの相応の反応がなく、時とともに自分の気持ちも萎えてしまい、手紙そのものを忘れてしまう。
A相手からもらった手紙を最初は大事にしていたが、やがて何処にいったか分からなくなってしまう。
などと想像できます。
いずれにしても時の過ぎゆきがはかないものだということでしょうが、どこで切って読んでよいのかモヤモヤしてます。
Posted by 肥塚しゅう at 2020年05月13日 10:48
肥塚さんのコメント読みました。
確かにどこで切って読むか迷うところですね。
私は「消える手紙」として読みました。
何度も書いた手紙を結局、一度も出せなかったか出さなかったのかなと想像しました。
Posted by 馬淵のり子 at 2020年05月13日 16:24
「雪は天から送られた手紙である」という言葉を聞いたことがあります。この1首ではビルの窓から流れてくるシャボン玉を作者が手紙のように感じたのだと思いました。ビルの中の窓の内なる誰かが外の誰かへ想いを乗せて送るような…。
シャボン玉を手紙と感じたところに作者なりの発見があり、シャボン玉だったから「消える手紙」になったのかと思いました。
Posted by 加藤隆枝 at 2020年05月13日 22:41
馬淵さんも加藤さんもお二人それぞれ、細やかな味わいのある鑑賞で、私など思いもよらないものでした。もっとじっくり鑑賞しなくてはいけませんね(反省)。
Posted by 肥塚しゅう at 2020年05月14日 11:37
肥塚さん、いえいえそんなことはありません。肥塚さんはしっかり読み込んでいらっしゃるから幾つかの疑問が出たのだと思います。
加藤さんの鑑賞は説得力がありますね。
私は選歌したにもかかわらず、深い読みができていないことに気づかされました。
ネット歌会で学べる事とてもありがたく思います。
歌の背景を作者から伺うのが楽しみです。
Posted by 馬淵のり子 at 2020年05月14日 12:53
今回一番惹かれた歌です。
私は「消える手紙」で切って読んでいたのですが、しゃぼん玉の儚さを手紙のようと表現されたことが、しみじみとリリカルでいいなとおもいました。
手紙はモノとして残るものですけど、「消える手紙」とはモノとして出せなかった言葉や想いであったり、宛先のない感情の比喩なのかなとも感じました。
Posted by 桃生苑子 at 2020年05月15日 12:20
私も「消える手紙」として読みました。もし「消える」で切れるのであれば、たとえば1字空けるとか、もっと何らかの工夫があればと思います。
「ビル」だから高い建物だとは限らないとはいえ、ビルの窓からシャボン玉が流れてくるという光景がどうにも想像できず、シャボン玉は流れる前に消えてしまうのではと思って取りませんでしたが、そうやって理屈で考えるのではなく、歌に漂う儚さを味わえばいいのかなとも思いました。
Posted by 津和 歌子 at 2020年05月24日 19:44
ひょっとして「流れて来て消える」と「消える手紙」の
両方ととることはできないでしょうか?
ビルの窓からシャボン玉が流れて来る、というのが私も不思議でした。
マンションの隣棟などでしょうか。
吹き手は、窓から見えないくらいの背丈の子供でしょうか。
とまれ、作者のもとへ漂ってきたシャボン玉は
儚い手紙のように感じられたのですね。
出さなかった手紙、失くした手紙、捨てた手紙…
絵物語のように想像がふくらみます。
Posted by 川上幸子 at 2020年05月25日 08:37
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後者であるとすれば、「消える手紙」とは一体何だろうかと考えてしまいました。
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などと想像できます。
いずれにしても時の過ぎゆきがはかないものだということでしょうが、どこで切って読んでよいのかモヤモヤしてます。
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手紙はモノとして残るものですけど、「消える手紙」とはモノとして出せなかった言葉や想いであったり、宛先のない感情の比喩なのかなとも感じました。
「ビル」だから高い建物だとは限らないとはいえ、ビルの窓からシャボン玉が流れてくるという光景がどうにも想像できず、シャボン玉は流れる前に消えてしまうのではと思って取りませんでしたが、そうやって理屈で考えるのではなく、歌に漂う儚さを味わえばいいのかなとも思いました。
両方ととることはできないでしょうか?
ビルの窓からシャボン玉が流れて来る、というのが私も不思議でした。
マンションの隣棟などでしょうか。
吹き手は、窓から見えないくらいの背丈の子供でしょうか。
とまれ、作者のもとへ漂ってきたシャボン玉は
儚い手紙のように感じられたのですね。
出さなかった手紙、失くした手紙、捨てた手紙…
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