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短歌人ネット歌会場
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第43回ネット歌会詠草/9
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第43回ネット歌会詠草/7
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2020年08月01日
第43回ネット歌会詠草/8
先斗町御茶屋のせがれさもあらん花ある初代森乃福郎
【選歌集計結果=4票】
【投票者=加藤隆枝、井忠明、高田 圭、橋小径】
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posted by 短歌人会 at 00:22|
Comment(6)
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この記事へのコメント
初代森乃福郎、知らなかったので検索したところ落語家でタレントとしてテレビにも活躍した方だったと知りました。
「先斗町御茶屋のせがれ」という出身から、花街のこと芝居や音曲のことなどに触れて育った粋な噺家だったのだろうと想像しました。
Posted by 庭鳥 at 2020年08月09日 18:16
何か粋な遊びを知っていて、新作落語にも取り込んでしまいそうな落語家が思い浮かびました。
しかし、名前は「森の梟」と夜目の利きそうな猛禽類のようです。
人物の奥深さを感じました。
Posted by 高田 圭 at 2020年08月09日 21:17
森乃福郎さん、好きでした。私は宮城県の生まれ育ちですが小さい頃はなぜか宮城県は関西のテレビをネットすることが多くよくワイドショーやクイズ番組でお姿を拝見していました。あんまり落語家って感じはしなくて子供心にこの人は何なのだろうかと思っていました。
この作品で「先斗町のお茶屋のせがれ」と知って膝を打ちました。
「ぽ」で歌が始まるポップさと勢いも人物に似合って面白いです。
Posted by 橋小径 at 2020年08月10日 11:44
端正な顔立ちながら、舞台に立っただけで可笑しみある人でした。いったん口をひらけば抱腹絶倒させてくれて大のファンでしたが、落語をしていたとは知らず、漫談家の福郎さんしか知りません。おそらく福郎さんの落語を聞いた人は稀だったのでは・・・。同じころ活躍していた西条凡児などとセットで思い出します。懐かしいですね。お茶屋のせがれと知って納得。出自を材にとって兼題の「森」を生かしたと思います。
Posted by 井忠明 at 2020年08月11日 06:41
今回は題詠ということで、森や杜を用いた人物や都市を詠み込み、着想のユニークな作品がたくさんあったと思います。ユニークな着想に満足して、もう一歩踏み込めてないと思われる作品もあったなかで、この一首は、題詠であることを感じさせないくらい、生き生きと人物を描写しているような気がしました。実は、森乃福郎さんという方のことはよく知らないのですが、この歌からとても粋な魅力の感じられる方が髣髴とするようでした。
Posted by 加藤隆枝 at 2020年08月22日 09:26
僕は主に、高校生まで長崎県で、大学生以降は広島県に住んでいましたが、初代森乃福郎については、名前を知りませんでした。競馬も好きだった落語家みたいなので、経歴等、調べてみたい人です。もし、お酒が好きだった人なら、酒、女性、博打の全てに精通した人だったのかも知れません。女性については、出自、家業からだけでの判断ですが。今でこそ、ヨシモトといえば、お笑い界の中心ですが、昔は、全国的には、ヤスシ・キヨシとかの有名漫才師や、落語家と、吉本新喜劇くらいしか知らない人が多かったのではないでしょうか。勿論、大阪や関西では、初代森乃福郎を知らない人は、いなかったてでしょうが。
吉岡さんと僕の歌は、ある意味では、似ているたころがあって、関心をもって読ませて貰っています。いわゆる、ただごと歌のなかでも、この歌は、「よく見つけましたね歌」というよりは、ほぼ事実だけを示して1首にした歌ということで「そうですか歌」であるといえます。「そうですか歌」は、ほぼ事実だけを提示するのですが、そうはいうももの、この歌の場合、言いたいことを、ほぼ全部言ってしまっているところがあり、余韻というか、読者が自分で考えて、イメージして、余韻を味わう部分が少なくなっているとこるが、惜しいと思いました。
作風、文体等が似ているだけに直接、即座に、自分に返ってくる批評ですが、正直な感想としてそう思いました。
Posted by 山寺修象 at 2020年08月28日 07:11
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