本日から8月31日(月)いっぱいまで、
各作品の作者名がオープンになった上でのコメントを受け付けます。
読みがうまくできなかった作品などに関しまして、
作者の方との質疑応答などにお役立ていただければ幸いです。
いうなれば感想戦です。
特にまだコメントのない方は、是非一言述べてください。
ご自分の作品にでも他の方の作品にでも構いません。
詠草の有無は関係ありませんし、もちろんここからのご参加も大歓迎です。
皆さまの積極的なご発言で、歌会終了まで会を盛り上げていきましょう。
何卒よろしくお願い申し上げます。
【詠草(自由詠)】 ※カッコ内はルビとなります。
1.羅臼岳森林限界こえたれど何も見えねば知床と思へ /鎌田 章子
2.「頼まう」と盛夏の卓にカラカラと焼酎グラスに森の香にほふ /肥 塚 しゅう
3.朝霧のふかき森まで響きたるダム放水のサイレンの音 /竹田正史
4.鳥の声 森に光の射す朝に言葉ひとつが色を出しくる /間 ルリ
5.ツイートの森の木と木を渡らえば君のショパンの『雨だれ』をきく /高田 圭
6.近くには森あらざれど森閑とする時間あり午前三時に /生沼義朗
7.前肢で目隠しをして眠る猫の森の住人のような意固地さ /光本博
8.先斗町御茶屋のせがれさもあらん花ある初代森乃福郎 /吉岡生夫
9.猫バスを待っているような黄昏の糺の森は雨にけぶれる /馬淵のり子
10.夏の夜にからだ横たえ恋いており眠れる森の美女の眠りを /加藤隆枝
11.降りしきる清里あるきオルゴール館へと行った いま北杜市に /庭鳥
12.珈琲の苦きを飲めば思ほゆる寺山修司の青森訛り /冨樫由美子
13.森に接しわが住みをれば真夏にも緑の風はさやかに吹き来 /永井秀幸
14.ベランダに水を撒いてる神様が森に雨を降らすような気持ちで /古賀たかえ
15.誰も名を知らない森に飲み込まれ我が細胞と溶け合ってゆく /笹渕静香
16.曇天の鎮守の杜に響きゆくしびれを切らした蝉のなきごえ /五十嵐真希
17.静けさは逢魔の合図午後四時を過ぎて不穏が騒ぎ出す森 /高良俊礼
18.一本に百柱眠る桜木の殖えていつしか森となるまで /亀尾美香
19.かつて人なる種が存在したことの痕の色濃い白樺の森 /戸似田一郎
20.わが裡の森のなかには苔まとうグランドピアノひっそりとある /木嶋章夫
21.あんなこと噛んで砕けば飲みこめる森下仁丹ジンタカタッタッタ /井忠明
22.われ思う 相当にかっこいいのでは岸田森たる男ありけり /橋小径
23.テロップはB.C.(ビフォー・コロナ)の街、海、森どれもなつかしどれも危ふし /川上幸子
24.かつて森のバターと呼ばれた濃い種はくし刺しのまま水をよく飲む /国東杏蜜
25.SMAPに森且行の居りしこと我らしばらく語りてやまず /津和歌子
26.森林は除染しないと決められて更地にうかぶ浪江霊園 /太田青磁
27.仙人の修行の最後に母慕う杜子春あなたは善い人ですね /木村昌資
28.白夜なるスオミの森のあをふかくいづこより来し孤高の白馬 /西五辻芳子
29.わが誕のわづか九年前国中の人あつまりけり橿原の杜 /かわすみ さとる
なおこの記事にコメントはつけられません。
以前のコメント同様、それぞれの作品に関するスレッド直接お願い申し上げます。
8月31日以降は、コメントは一切つけられなくなりますので、
書き込みはお早めにいただけると助かります。
次回第44回歌会は11月開催予定です。10月下旬より詠草募集を開始します。
歌会に対する改善案などありましたら、
tankajin.eisou@gmail.com
もしくは、第43回短歌人ネット歌会詠草一覧の記事コメント欄まで
積極的にお寄せください。できる限り運営に反映させて参ります。
また、昨今の社会情勢によって、全国的に歌会が開催できない状況にあります。
ネット歌会の開催方法や時期などにつきましても
ご意見やご助言をいただければと存じます。
次回もたくさんの方々のご参加をお待ちしております。
ではもうしばらくの間、よろしくお願いいたします。
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