この記事へのコメント
「下の道路に」でどういう情景になっているのか少し分かりにくくなっているような気がします。
たとえば「小雨降りたり」みたいな言葉を入れて、分かりやすくするのも一つの手かなと思いました。
上の句でだいたいのことは言えていると思うので…
Posted by 木嶋章夫 at 2020年11月20日 12:35
一読して、情景のよくわかるいい歌だと思いました。最近の霊柩車は昔よく見かけた派手な宮付でなく、黒一色のシンプルなものが多いですが、「気配を消して」いても、斎場前でなく下の道路に停まってても、すぐに霊柩車と気付かれてしまいます。霊柩車から人の死を嗅ぎ取ってしまうという、見る側の意識の問題でしょうが、霊柩車自身がその存在を憚り、気配を消そうとしているという指摘がとても鋭いと感じます。
Posted by 亀尾美香 at 2020年11月20日 23:30
前評で亀尾さんがおっしゃっているのと同感で、霊柩車がひっそり気配を消して停車している風情がいいなと思います。
わたしは「たり」が完了なのか、存続なのかでちょっと情景の把握に混乱がありました。停車している、という意味でしたら今日は葬儀のない日で霊柩車も駐車場で待機中なのかなと思ったのですが、今まさに停車した、というふうにも読めるように思います。歌の味わいがちょっと変わってくるので、作者の方の意図しない読みになってしまうかなと感じました。私は今まさに気配を消して斎場下に停まった、というふうに読みたいです。そのほうが、霊柩車もまた死者を悼んでいるように感じられるからです。
Posted by 桃生苑子 at 2020年11月25日 21:46
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