この記事へのコメント
>別嬪が通ろが地震で揺れようが滅多にゃ動けぬ蟹を喰いおり

 蟹を食べていると、無口になりますね。殻を割ったり、身をほじったりと忙しく、話に花が咲きづらい。この一首もそんなの状況でしょう。
 普段であれば別嬪さんが通れば些か浮足だつところだし、地震ともなればなおさらです。ところが蟹と格闘している最中は一心不乱・・・。
 「通ろが・・・揺れようが」と畳みかけたり、「滅多にゃ」といった口調から都都逸っぽい感がして、面白い。

 四句「動けぬ」は終止形で、いったん切れて「蟹を喰いおり」ですが、「動けぬ」は連体形で「蟹」にかかるとも読めて、ちょっと微妙な気もしますが、まぁ読めばわかるので、意地悪なよみかたかな(^_^;)
Posted by 弘井文子 at 2020年11月20日 18:21
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