この記事へのコメント
>AIにあらねば記憶にまぎれいし言葉の欠片さがしあぐねる

 一読、共感しました。車など運転していて、佳き句が浮かぶのですが、目的地について車を停め、さぁて・・・忘れています。思い出せない。逃がした魚は大きいのです。

 AIをもってきたところが上手いと思います。PCで検索するとき、言葉一つを入力すれば、幾千幾万の関連事項が出てきますもの。
 この歌の場合、物忘れを嘆いている状況もが「欠片」あたりに表現されていると思います。
Posted by 弘井文子 at 2020年11月20日 17:54
AIにあらねば記憶にまぎれいし言葉の欠片さがしあぐねる

私も共感します。
真夜中に歌が浮かんで、推敲もして、一首完成!
と安心したらストンと眠ってしまい、
翌朝残ったのは喜びの記憶だけ…。
まさにぬか喜びです。

けれども、長い時間を経て記憶の底から
その言葉や歌想が浮かんでくることもあります。
脳みその中で発酵した言葉と再会するのは
AIには無い、人間だけの喜びですね。

弘井さんのコメントから、
「欠片」という漢字に含まれる寂しさにも気づかせて頂きました。
Posted by 川上幸子 at 2020年11月23日 16:05
AIにあらねば記憶にまぎれいし言葉の欠片さがしあぐねる

最近の人工知能には、驚くばかりですが、出てこない言葉に数分ならまだしも数日たってやっと思いだすこともあり、一読共感しました。

二句目の一音増音も効果的な韻律となり「記憶にまぎれいし言葉の欠片」が歌として見事に成立しています。
初句AIから始まったところもおもしろいですね。
言葉の緩急が韻律にのって上手く響いています。
すぐに言葉がでないのは、年齢とともに致し方ないのですがこの一首では、人工知能にない人間のすごさを詠っているところが眼目ですね。
Posted by 西五辻芳子 at 2020年11月30日 06:12
コメントありがとうございます。作者の加藤隆枝です。共感していただき、私だけでないんだな、と、少しほっとしました。
最近は、自分の詠みかけの歌の言葉をさがしあぐねるだけでなく、有名な作品も思い出せなかったり作者名が出てこなかったりで、口惜しく途方に暮れるばかりです。
Posted by 加藤隆枝 at 2020年12月06日 17:37
生活のなかで、ひしひしと実感されたことを歌にされているのが伝わってきました。
他の方のコメントからも、多くの人が共感できるテーマかと思います。記憶というのは本当に不思議で、あったことを忘れたり、ありもしないように事実を変えたり、時間軸をばらばらに、自由自在に自分に到来しては去っていきます。「さがしあぐねる」というのは、決して主体的にはよいものではないかもしれませんが、とはいえ脳がAIのようであると思うと面白味がなく、自分がAIでなくて本当に良かったと思います。
Posted by 千葉みずほ at 2020年12月06日 23:42
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