本日から12月7日(月)いっぱいまで、
各作品の作者名がオープンになった上でのコメントを受け付けます。
なお、作者名発表日が一日遅れましたため、
作者発表後コメント受付期間を延長させていただきます。
読みがうまくできなかった作品などに関しまして、
作者の方との質疑応答などにお役立ていただければ幸いです。いうなれば感想戦です。
特にまだコメントのない方は、是非一言述べてください。
ご自分の作品にでも他の方の作品にでも構いません。
詠草の有無は関係ありませんし、もちろんここからのご参加も大歓迎です。
皆さまの積極的なご発言で、歌会終了まで会を盛り上げていきましょう。
何卒よろしくお願い申し上げます。
【詠草(自由詠)】 ※カッコ内はルビとなります。
1.さまざまな都市伝説をひとことで申し上げれば鼻ちょうちんか / 光本 博
2.カ行変格活用(カへん)だからカって書いちゃった この問題 選択肢はオまでしかないのに / 太田青磁
3.鯉のぼりの竿立ちしままの植木屋の背後の山は錦秋に染む / 竹田正史
4.一つずつ手づくりされた部品にはたとえば名前がついてる感じ / 田 圭
5.笑ふことを義務付けられた向日葵は枯れて俯く自由を得たり / 桃生苑子
6.AIにあらねば記憶にまぎれいし言葉の欠片さがしあぐねる / 加藤隆枝
7.従姉妹から伯母の家からコシヒカリ送られてくるいつもの秋だ / 庭 鳥
8.少しづつシュリンクしていく世界ぢゆう弱いものから切り捨てられて / 鎌田章子
9.秋風がイチョウの枯葉舞い上げるスメルジャコフは死んだところだ / 木嶋章夫
10.庭の隅に〈保存樹木〉の看板のくくりつけられる欅が二本 / 生沼義朗
11.雨水が溜まってく深い雨靴にあなたの足が入っていた日 / 国東杏蜜
12.すこしだけ声を荒げたリビングの灯りが今夜は無駄にあかるい / 馬淵のり子
13.山くぐるバスの窓より眺むれば芙蓉流るる冬の速度で / 高良俊礼
14.貝殻のやうな肩甲骨ふたつ掌(て)に感じつつ吾子を抱き上ぐ / 寺坂誠記
15.別嬪が通ろが地震で揺れようが滅多にゃ動けぬ蟹を喰いおり / 高井忠明
16.一九六九年月面にアポロは降りぬ 遠き日の恋 / 藤原龍一郎
17.ぽつねんと刈田の案山子は秋日なか面穏やかにへのへのもへじ / 肥塚しゅう
18.花を詠む数のまされるさくら木のもみじの下で腓をのばす / たかだ牛道
19.日課なる散歩の途次の紅葉の日ごと日ごとに深まりゆくも / 永井秀幸
20.エレベータの床に一枚うす紅葉ひそり降りたるナースはもしや / 川上幸子
21.木は人に人は木になり寝不足の道はわたしの世界を生きる / 千葉みずほ
22.霊柩車は気配を消して停まりたり小さき斎場下の道路に / 海野雪
23.駆除として撃ち殺された母熊の無念と四万十栗モンブラン / 亀尾美香
24.きらきらの目をした人がきらきらの言葉をはなすマスクしたまま / 弘井文子
25.面会でわらつてくれたら嬉しいと介護スタッフが母に話せり / 西五辻芳子
26.遠き空に失いしもの数あらん月はささやく生きる無常を / 間 ルリ
なおこの記事にコメントはつけられません。
以前のコメント同様、それぞれの作品に関するスレッド直接お願い申し上げます。
12月8日以降は、コメントは一切つけられなくなりますので、
書き込みはお早めにいただけると助かります。
次回第45回歌会は来年2月開催予定です。1月下旬より詠草募集を開始します。
歌会に対する改善案などありましたら、tankajin.eisou@gmail.com
もしくは、第44回短歌人ネット歌会詠草一覧の記事コメント欄まで
積極的にお寄せください。できる限り運営に反映させて参ります。
また、昨今の社会情勢によって、全国的に歌会が開催できない状況にあります。
ネット歌会の開催方法や時期などにつきましてもご意見やご助言をいただければと存じます。
次回もたくさんの方々のご参加をお待ちしております。
ではもうしばらくの間、よろしくお願いいたします。
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