この記事へのコメント
朝床(あさとこ)に聞けば遥(はる)けし射水川(いみづかは)朝漕(こ)ぎしつつ唄(うた)ふ舟人(ふなびと)大伴家持の歌です。
この歌を思いました。朝、目覚めてまだ半分眠っているようなときに聞こえてくる、そんな場面は古今詠人(うたびと)の心を誘うものがあります。わたしも雀がちやちや鳴く、なんていう歌を作りました。(余計でした)
磯ひよどりは良い声で啼きそうです。また、水を思わせる鳥で大変奇麗な歌と思いました。
清らかの形容はどうでしょう、普通かな、と思います。
「閨」が気になります。「寝屋」と思いますが「女性の部屋」という意味もあったりすると、すこし色が感じられます。作者がそう意図されたのかなとも思いました。

Posted by 川井怜子 at 2021年05月10日 18:59
あかときの磯ひよどりの啼くこゑの清らかにして閨に聴きをり

心洗われるようなお歌だと思いました。
大伴家持の歌と通じるという川井さんの読みに
味わいがより深まる気がします。
(雀のお歌も読んでみたいです)

磯ひよどりは二度出会ったことがあります。
巷の鵯(ヒヨドリ)と大きさは似ていますが
青と茶のコントラストが鮮やかな美しい鳥です。
京都の萬福寺で、澄んだ囀りに聞き惚れました。
ヒーヨ、と賑やかなヒヨドリとは全く違う、清らかな声ですね。
(両者は違う種類の鳥だとか)

https://www.youtube.com/watch?v=802gpA_g7yo

江戸時代を舞台にした歌物語のなかで、華音(中国語)に譬えたことがあります。
(余計ですが)

こんな鳥の歌で目覚める静かな朝、
何かよいことがありそうな、特別な朝に感じられたのではないでしょうか。
「閨」という単語は、特別感、非日常感を演出するものかもしれません。
Posted by 川上幸子 at 2021年05月16日 16:17
あかときの磯ひよどりの啼くこゑの清らかにして閨に聴きをり

「閨」の斡旋により、後朝の歌とおもいました。啼くこゑが清らかと詠うように清々しい
めざめでしょう。磯ひよどりは「幸せの青い鳥」とも呼ばれるとか。
Posted by たかだ牛道 at 2021年05月27日 22:19
作者の西五辻芳子です。
コメント頂きました川井様有難うございました。
拙歌から大伴の家持の歌をお教えいただき大変勉強になりました。「清らか」は普通でしたね。これからの課題に致します。「閨」は、女性が一人寝ているところの意味で選びました。「ふしど」は男性的だし「寝所」や「寝室」でなく明かりの灯らない寝床を表したかったのですが、難しいです。

コメント頂きました川上様有難うございました。磯ひよどりの動画でなきごえが伝わり嬉しく思いました。「閨」を斡旋した特別感、そうですね。磯ひよどりも早朝一羽なき、私もひとり聴き入っているところを詠みました。

コメント頂きました たかだ様有難うございました。
拙歌より平安時代のような「後朝(きぬぎぬ)」を味わっていただき望外の不可思議なるよろこびであります。「幸せの青い鳥」なのですね。

私の拙歌拙文をお読み下さり皆様有難うございました。

Posted by 西五辻芳子 at 2021年06月01日 00:32
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