2021年05月02日

第45回ネット歌会詠草/16

日も月も消えた夜空に星々が ユートピアとはこんなものかも
posted by 短歌人会 at 00:11| Comment(4) | 第45回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日も月も消えた夜空に星々が ユートピアとはこんなものかも

都市に住んでいると気づきにくいのですが、満月などで月が明るすぎる夜は星が見えにくいようですね。
ユートピアと思えるほどの星空を「日も月も消えた」と太陽と月の不在で表現するのは上手いと思いました。
Posted by 野崎挽生 at 2021年05月14日 12:20
日も月も消えた夜空に星々が ユートピアとはこんなものかも


太陽も月もない夜空のスターダストに理想郷をイメージする作中主体。

現実のディストピアへの閉そく感からふと見上げた夜空の星々の輝きに

ユートピアへの想いを託している。

月のない星月夜より、初句二句の斡旋が巧みだと思います。
Posted by 西五辻芳子 at 2021年05月17日 07:21
天体のことというより、人間社会のことのように読んでしまいました。太陽や月のように圧倒的な存在感を放つ人に寄って生きるのは楽かもしれないけど、小さくても弱くても一人一人が輝いて生きられるような世の中がいいのかな…なんてね。
Posted by 加藤隆枝 at 2021年05月25日 11:15
人間社会のように見た、というところは加藤さんの読みと近いかもしれません。日や月という圧倒的存在への憧れや彼らの生命力について考えました。
わたしも日や月という大きい存在はすきですが、もしかすると、そこに自分が並んでしまっては心の平穏はないのかもしれません。しかしそれもまた、日や月があってこその考えといえます。星しか知らなければきっと星の中で比べ合う。逆に考えれば、日や月があるときでも、もっと大きな日や月があることを思えば心が平穏に…… なるでしょうか?好きな歌です。
Posted by 国東杏蜜 at 2021年05月26日 12:04
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