2021年05月02日

第45回ネット歌会詠草/2

「進撃の巨人」とおなじアクセントの「次は新橋」のアナウンス聞く
posted by 短歌人会 at 00:25| Comment(5) | 第45回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「進撃の巨人」とおなじアクセントの「次は新橋」のアナウンス聞く

関西在住なので自分で標準語と思っていても上京すると、戸惑うことがよくあるのですが、アクセントというかイントネーション?抑揚が自分が普段話すのと違った時の戸惑いを上手く表現出来ていると思うものの、絶対音階がないのできっちり歌評がしにくいです。

アクセントだけを眼目にすると、SHI、KYO 対してTSU,SHIとなり
頭韻だからそれほど変化がないですね。

作中主体にとってアニメ「進撃の巨人」は、2009年からの読者で2021年別冊少年マガジン5 月号の最終話で終止符をうち、コロナ禍の見えないウイルスとの闘いともあいまって意識が高揚したことを詠われたのかもしれないですね。
結句を聴音だけでおさめないほうが面白くなりそうです。
Posted by 西五辻芳子 at 2021年05月08日 02:12
大阪在住のため実際のところはわからないんですが、「進撃の巨人」と「次は新橋」のアクセントが同じってことはないように思うのですが。音数も違うし。
こういうタイプの歌は読者が「言われてみればそうだよな」と納得できるところを狙うと思うのですが、この歌の作者の狙いは違うところにありそうです。
何気ない車内アナウンスでさえ、「あ、『進撃の巨人』だ!」と思ってしまうほど、このコミックに入れ込んでしまっている作中主体=作者を想像して微笑ましく思います。
Posted by 寺阪誠記 at 2021年05月09日 20:25
『進撃の巨人』アニメ派の私は、昨年末より放送を開始したファイナルシーズンを見ていた時期はこの歌のような意識になっていたのを思い出します。
主題歌である神聖かまってちゃんの『僕の戦争』をリピート再生しながら街を歩くと、ビルの間を立体機動装置で俊敏に移動する戦士たちの幻影が見えたものです。
そんな実感もあったので私も「進撃の巨人」と「次は新橋」がおなじアクセントに聞こえてしまうという現象には、熱狂している作者の脳内補正がかかっていると読みました。
もし作者がアニメも追っている方であれば、私たちの本当の最終回は来年初頭に訪れると思うので、放送中の脳内補正は短歌で昇華し現実世界に影響がないよう努めていきましょう。
Posted by 野崎挽生 at 2021年05月10日 11:49
空耳でしょうか?
「タモリ倶楽部」の空耳アワー、長寿のコーナーですが、いつも、はっとさせられます。
これはまさに日常生活の空耳。確かに車掌さんのアクセントは独特です(もしかしたらテープかもしれませんが)。
以前、東京に住んでいたことがありますが、電車に乗る度に、いつも混雑していて、ため息をついていたものでした。そんな中で聞こえる空耳、大都会の中で一服の清涼剤かもしれません。
Posted by 木村昌資 at 2021年05月16日 12:04
評をお寄せくださいました西五辻様、寺阪様、野崎様、木村様ありがとうございました。

「進撃の巨人」と「新橋」はどう考えても同じアクセントとはいえないというのはその通りで、表現として大味な点は否定できないようです。反省材料としたいと思います。

私のなかでは「進撃」=「新宿」と同じアクセントとして納得できますが「進撃」=「新橋」というのは不自然で違和感を覚えるので変なアナウンスだなという思いを詠みました。

余談ですが私個人としては似たようなテーマの作品としては「進撃の巨人」よりは「鬼滅の刃」に親しみを感じており、連載が終了したという時事的な要素も反映させてはおりますがこの作品についてはお話できるほどの知識は持ち合わせておりません。
Posted by 光本博 at 2021年05月27日 22:13
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