詠草を提出された方は、ご自分の詠草に間違いがないかご確認下さい。
なお括弧内はルビとなります。
もし万一ご自分の詠草に誤植あるいは未掲載などがありましたら、
8月3日(火)の20時までに tankajin.eisou@gmail.com 宛メールでお知らせ下さい。
ただし原則、幹事サイドのミスに基づく誤植や、
メールの不具合等によって生じた未着による追加に限ります。推敲等の訂正には応じられません。
なお、ここしばらく、詠草送付先アドレスの運営元での不具合のため、
メールの大幅な遅着や未着が発生しております。
特に詠草が未掲載の方は、詠草が到着していない可能性が高いので、
ご迷惑とお手数をお掛けしますが、この記事のコメント欄に
未掲載の旨と参加詠草を直接お書きこみ下さい。
その場合はお名前と、最近入会された方は会員番号をできましたらお願いします。
なお書き込まれた内容は公開されませんので、ご安心下さい。
また詠草訂正・未掲載いずれの場合も、締切を過ぎてからのお申し出は
お受けできませんので、かならず8月3日(火)20時までにご連絡下さい。
1.植物に刃物を入れるごとく見ゆ江戸前寿司の主の手つき
2.突然に雨のはらめき熱帯魚ひとりコメリの隅で見ており
3.絵巻物ひろげ眺めるようにして太刀魚巻をひもといていく
4.紅色の金魚が泳ぐ風鈴の奏でる音が熱でくぐもり
5.俗名は「佐伯真魚」なる空海の杖跡に湧く泉かずかず
6.魚屋を出したはいいが気前ないそんな店主を睨み飛ばした
7.孤を描いて海をふりきる飛魚の羽長かりしツバメのごとく
8.あの穴を瞳と信じるためにまた幼子つれてエイを見にゆく
9.小四時清き流れの石の間に魚をつかみ取りヤァタッと叫びき
10.もう死んでゐるはずなのに真鰈の口のゆがみてくらき両の目
11.クジラより大きな魚がおよぐ今日うろこなす雲ひろがる空に
12.鑑賞魚売る店を過ぎくれなゐにふたたびまみゆ さるびあの花
13.親がつけてくれた宗吉はそれとして田村魚菜は名前が売れた
14.その池に釣り逃したる六々魚を百々綱家(どどつないえ)と名づけてもみん
15.発眼卵稚魚に育つを放流す雪消の水はじんじんと冷え
16.魚へんの漢字を互いに挙げてゆく次第に自作の増えてゆきたり
17.番組でご飯にうなぎパイ乗せて喰わされし志村けんを思ほゆ
18.太陽を直下に浴びて透き通りたなびくダツの魚影は青く
19.飴色の干されし魚揺れる窓ラオスの村に乾季訪れ
20.白魚の幼き指がたたく世界壊れないかとはらはらと見つ
21.あかあかと血を吸ひをへるドラキュラのマットをあらひさみしむいをを
22.場当たりに道は閉ざされたちまちに鮮魚とどかぬランチの寿司屋
詠草は以上です。
今回は22首の詠草が寄せられました。皆さま、ありがとうございます。
今回は互選を行いますので、詠草をお寄せ下さった方は
8月5日(木)の15:00までによいと思った歌3首を投票して下さい。
確定詠草と選歌投票の結果は8月7日(土)に発表します。
コメント受付期間は8月7日(土)〜 8月27日(金)を予定しています。
コメントはそれぞれの作品に関するスレッドにお願い申し上げます。
詠草を提出していない方でも、短歌人会のメンバーでしたら
どなたでもコメントできますので、奮ってご参加下さい。
皆さまの活発なコメントを期待します。
さらに個別のコメント以外に、今回の歌会全体の作品について
忌憚ないご意見を交わす場として、この記事のコメント欄を開放します。
詠草全体の傾向や、今回の題についてのご意見などこちらにお寄せ下さい。
それ以外にご不明な点がありましたら、
tankajin.eisou@gmail.com までお願い申し上げます。
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