2021年11月22日

第47回ネット歌会詠草/24

月食のライブ配信見いりたり地球脱出したきわれらは
posted by 短歌人会 at 00:01| Comment(5) | 第47回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
月食のライブ配信見いりたり地球脱出したきわれらは

塚本邦雄の「日本脱出したし皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係も」を思い浮かべました。
日本脱出ではなく地球脱出がより一層迫るものがあります。
世界中に今起こっている事象をとらえていると思います。
月が地球の影に隠れることを、地球脱出とした暗喩なのかなとも考えました。
どちらにせよ、スケールが大きく共感できた歌でした。
Posted by 馬淵のり子 at 2021年11月26日 10:49
馬淵さんのコメントと同じく、私も塚本邦雄の日本脱出の歌を思い浮かべました。
月食のライブ配信に見いるというのがいかにも現代的で、(直接関係はないかもしれませんが)コロナ禍の今の空気まで切り取ってきているように感じました。
Posted by 伊藤まり at 2021年11月27日 14:58
見いりたり、と完了形にしておられますが、現在形にした方が、よりリアリティや臨場感、あるいは作中作者像が感じられるとおもいます。短歌は、現実の時制としては基本的には過去のことを詠むわけですが、短歌としては、どちらかというと現在形で詠む方が多いし、より有効なようにおもいます。
Posted by 山寺修象 at 2021年11月29日 11:07
「地球脱出」に実感を持ちました。
 コロナウィルスに更なる変異株が出て、このまま何とか収束をという願いが、第六波の恐怖に直面することになりそうです。
 月食のライブ配信があったのですね。見たかったなぁ。

 山寺修象さんの評、「現在形」に賛成します。現在形の臨場感は強力だと思います。
 
Posted by 弘井文子 at 2021年11月29日 11:44
コメントありがとうございます。作者の加藤隆枝です。
現在形にというご意見、確かにと思いました。ありがとうございました。
Posted by 加藤隆枝 at 2021年12月21日 23:20
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