この記事へのコメント
「ひかり」を手に染みついた感触と詠ったところが、面白いところでした。カーテンを引くので、朝のひかりのイメージでしょうか。
下句で、「ひかり」のリフレインを、カナと漢字に分けたところで、景としての光と、認識としての光の相違を示そうとしているのでしょう。

Posted by 桑原憂太郎 at 2021年12月01日 20:07
カーテンをそろり引く手に染みついた感触ひかりのそれだ 光の

「ひかりのそれだ 光の」という、表記を変えながらのリフレインが印象的な歌です。桑原さんもご指摘の通り、表記を変えることで認識の変化を表そうとしているのだと思います。おぼろげだった感覚がクリアになっていくということかな。
「カーテン」に「ひかり/光」なのでやはり朝の情景を思い浮かべました。「染みついた」という動詞はどうでしょう。この動詞は長年の積み重ねの結果としてそうなるというニュアンスがありますが、この一首はむしろ光に触れた瞬間、直感的に把握したっていう歌じゃないでしょうか。一瞬にして感触が染み付いた、ということなのかもしれません。
Posted by 寺阪誠記 at 2021年12月04日 14:28
「感触」がうまくとらえられている歌だと思いました。
「ひかりのそれだ 光の」という言葉の勢いが魅力的だと思います。
他の方のコメントの「ひかり/光」の表記に関しては効いているともいえるし、どうかなとも思います。
「染みついた」にかんしては寺阪さんと同意見です。
また「そろり引く」というところも少し表現としておぼつかない感じがします。「そろりと引く」もしくは他の言葉のほうが良いかもしれません。
しかし、何といっても「光の感触」を捉えられ1首にされていることがとても新鮮だと感じました。
Posted by 吉浦玲子 at 2021年12月13日 20:20
桑原様、寺阪様、吉浦様、貴重なご意見誠にありがとうございました。
朝の陽を浴びたカーテンを引いた際、光の感触ってこんなものかもしれないと寝ぼけた意識の中で思い、歌にしました。
「ひかり/光」「染みついた」「そろり引く」に関するみなさまの評は、言葉の適切な選択をする指針になります。
これからも光もしくは闇に感触を与える作業を続けていきたいと思います。ありがとございました!
Posted by 野崎挽生 at 2021年12月24日 10:35
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]