スマートフォン専用ページを表示
短歌人ネット歌会場
短歌人会の公式なネット歌会会場です。
閲覧はどなたさまもできますが、出詠およびコメントは短歌人のメンバーのみに限定させて戴きます。
<<
第47回ネット歌会詠草/15
|
TOP
|
第47回ネット歌会詠草/13
>>
2021年11月22日
第47回ネット歌会詠草/14
五年経て俺を詠へとこゑ聞こゆあの世に未だ馴染めざりしや
【関連する記事】
第47回短歌人ネット歌会作者名発表
第47回短歌人ネット歌会詠草一覧
第47回ネット歌会参加者一覧
第47回ネット歌会詠草/1
第47回ネット歌会詠草/2
第47回ネット歌会詠草/3
第47回ネット歌会詠草/4
第47回ネット歌会詠草/5
第47回ネット歌会詠草/6
第47回ネット歌会詠草/7
第47回ネット歌会詠草/8
第47回ネット歌会詠草/9
第47回ネット歌会詠草/10
第47回ネット歌会詠草/11
第47回ネット歌会詠草/12
第47回ネット歌会詠草/13
第47回ネット歌会詠草/15
第47回ネット歌会詠草/16
第47回ネット歌会詠草/17
第47回ネット歌会詠草/18
posted by 短歌人会 at 00:11|
Comment(5)
|
第47回歌会
|
|
この記事へのコメント
一連で、この歌を一番に支持したいです。この歌は視覚的な歌ではありませんが、上の句が一番具体的にイメージが伝わる短歌になっているとおもいます。
一首全体のことば運びにも安定感があり、文体に信頼感がもてます。
支持した上でですが、短歌を形的にみると、5、7、5で短歌が実質的に終わっており、下の句が付け足しの説明になっています。この歌の場合は、作中作者の思いを直接全部出してしまっています。
この部分を作者は一番伝えたい訳ですが、短歌は一番伝えたいことは直接には書かないで細かく具体的に書いたことから
感じさせた方がいいです。
要は、上の句の内容を途中で切らないで、一首全体に引き延ばして、実名を入れるとか、場面設定を加えるとか、より細かく表現する等、とかして作れたらいいのだとおもいます。
そのためには、相対的には、上の句で終わったり一旦停止する短歌ではなく、途中で切らない短歌の方が成功する、いい歌になる確率が高くなるとおもいます。
上の句で切る作り方は、和歌や近代短歌までは基本中の基本でしたが、どうしても予定調和になったり、同じ内容を繰り返したり、説明や理屈を加えたたりすることになりがちです。相対的な確率・頻度として、そうなりがちです。
(そういう理由もあり、ぼく自身は、途中で切らない短歌をこころがけています。)
Posted by 山寺修象 at 2021年11月29日 18:31
山寺修象さん、わたしもチャレンジしてみます。
Posted by 弘井文子 at 2021年11月30日 12:05
初読、この歌は、上句と下句を逆にした方がいいな、という感想を持ちました。
あの世にいまだ馴初めていないらしく五年経っても俺を詠えという声がわれにはきこえてくる、と句切れなく詠ったほうがいいと。
で、山寺さんのコメントを読んで、要は、私と同じようなことを言っているんだろうと理解しました。
短歌としてよりよく構成するにはどうしたらいいかということなんでしょう。
ただ、作者の方は、そんなことは無論承知の上で、ここは、3句切れにしても、下句でたっぷりと情感を出したかったのだろうなあと理解し、そう鑑賞しました。
Posted by 桑原憂太郎 at 2021年12月06日 20:55
前評者の修象です。僕の評の趣旨は、桑原さんの書かれていることとは全く違います。この歌はの場合、上の句と下の句を反対にしても、順接にはなりますが、同程度以上にはならないとおもいます、
Posted by 山寺修象 at 2021年12月14日 06:03
山寺様、弘井様、桑原様、コメントを有り難うございます。
山寺様、丁寧な評を有り難うございます。
最初は
五年経て俺を詠へとこゑ聞こゆ小暗き午後を雪がちらつく
と作りましたが、付き過ぎかと思い、このように変え、失敗しました。
振り返ってみると私は3句で切れる歌が結構あるのに気付きました。そのことも含め、勉強し直したいと思います。
有り難うございました。
Posted by 鎌田章子 at 2021年12月18日 18:15
コメントを書く
お名前: [必須入力]
メールアドレス:
ホームページアドレス:
コメント: [必須入力]
検索
<<
2024年03月
>>
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
最近のコメント
第52回ネット歌会詠草/5
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 大野奈美江 (02/27)
⇒ 亀尾美香 (02/25)
⇒ 寺阪誠記 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/4
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 寺阪誠記 (02/25)
⇒ 光本博 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/3
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 大野奈美江 (02/27)
⇒ 鎌田章子 (02/24)
第52回ネット歌会詠草/2
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 馬淵のり子 (02/23)
第52回ネット歌会詠草/1
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 加藤隆枝 (02/27)
⇒ 大野奈美江 (02/24)
⇒ 光本博 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/20
⇒ 清水 紀久子 (03/08)
⇒ 堀部明兎 (03/02)
第52回ネット歌会詠草/15
⇒ 寺阪誠記 (03/07)
⇒ 大野奈美江 (02/23)
⇒ 堀部明兎 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/19
⇒ 堀部明兎 (03/02)
⇒ 加藤隆枝 (02/27)
⇒ 馬淵のり子 (02/23)
第52回ネット歌会詠草/12
⇒ 堀部明兎 (03/02)
⇒ 花澤孝 (02/26)
⇒ 亀尾美香 (02/25)
⇒ 伊藤まり (02/25)
⇒ 光本博 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/8
⇒ 堀部明兎 (03/01)
⇒ 大野奈美江 (02/25)
⇒ 鎌田章子 (02/24)
最近の記事
(01/01)
短歌人ネット歌会のお知らせ
(03/19)
第52回短歌人ネット歌会作者名発表
(02/17)
第52回ネット歌会参加者一覧
(02/17)
第52回短歌人ネット歌会詠草一覧
カテゴリ
日記
(0)
歌会告知
(6)
第1回歌会
(40)
お知らせ
(4)
第2回歌会
(32)
第3回歌会
(40)
第4回歌会
(48)
第5回歌会
(32)
第6回歌会
(33)
第7回歌会
(38)
第8回歌会
(35)
第9回歌会
(43)
第10回歌会
(36)
第11回歌会
(31)
第12回歌会
(31)
第13回歌会
(34)
第14回歌会
(32)
第15回歌会
(32)
第16回歌会
(30)
第17回歌会
(33)
過去ログ
2025年01月
(1)
2024年03月
(1)
2024年02月
(23)
2023年09月
(1)
2023年08月
(18)
2023年07月
(1)
2023年03月
(1)
2023年02月
(27)
2023年01月
(1)
2022年09月
(1)
2022年08月
(22)
2022年07月
(1)
2022年03月
(1)
2022年02月
(28)
2022年01月
(1)
2021年12月
(1)
2021年11月
(27)
2021年09月
(1)
2021年08月
(24)
2021年07月
(1)
一首全体のことば運びにも安定感があり、文体に信頼感がもてます。
支持した上でですが、短歌を形的にみると、5、7、5で短歌が実質的に終わっており、下の句が付け足しの説明になっています。この歌の場合は、作中作者の思いを直接全部出してしまっています。
この部分を作者は一番伝えたい訳ですが、短歌は一番伝えたいことは直接には書かないで細かく具体的に書いたことから
感じさせた方がいいです。
要は、上の句の内容を途中で切らないで、一首全体に引き延ばして、実名を入れるとか、場面設定を加えるとか、より細かく表現する等、とかして作れたらいいのだとおもいます。
そのためには、相対的には、上の句で終わったり一旦停止する短歌ではなく、途中で切らない短歌の方が成功する、いい歌になる確率が高くなるとおもいます。
上の句で切る作り方は、和歌や近代短歌までは基本中の基本でしたが、どうしても予定調和になったり、同じ内容を繰り返したり、説明や理屈を加えたたりすることになりがちです。相対的な確率・頻度として、そうなりがちです。
(そういう理由もあり、ぼく自身は、途中で切らない短歌をこころがけています。)
あの世にいまだ馴初めていないらしく五年経っても俺を詠えという声がわれにはきこえてくる、と句切れなく詠ったほうがいいと。
で、山寺さんのコメントを読んで、要は、私と同じようなことを言っているんだろうと理解しました。
短歌としてよりよく構成するにはどうしたらいいかということなんでしょう。
ただ、作者の方は、そんなことは無論承知の上で、ここは、3句切れにしても、下句でたっぷりと情感を出したかったのだろうなあと理解し、そう鑑賞しました。
山寺様、丁寧な評を有り難うございます。
最初は
五年経て俺を詠へとこゑ聞こゆ小暗き午後を雪がちらつく
と作りましたが、付き過ぎかと思い、このように変え、失敗しました。
振り返ってみると私は3句で切れる歌が結構あるのに気付きました。そのことも含め、勉強し直したいと思います。
有り難うございました。