2022年02月08日

第48回ネット歌会詠草/21

一度魔女になってみたいが美魔女には興味がないと妻言いにけり


【選歌集計結果=4票】
【投票者=伊藤まり/高良俊礼/寺阪誠記/村田 馨】
posted by 短歌人会 at 00:06| Comment(4) | 第48回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 昔、テレビで「奥様は魔女」を見ていました。ウィキペディアによると1965年とあります。15歳でした。その後も現代まで形を変えて続いているのてすね。懐かしい。
 美魔女よりも魔女の方がよい。応援したくなる奥さんであり、魅力のある一首です。
Posted by 吉岡生夫 at 2022年02月16日 17:12
一度魔女になってみたいが美魔女には興味がないと妻言いにけり

面白い歌です。ことさらに面白い詠みかたにしないで、実際に「妻」が言ったであろうことを端的に記述しているのがいいですね。
ウィキペディアによると「美魔女は、光文社が発行するファッション雑誌『美STORY/美ST』による日本語造語。才色兼備の50歳以上の女性を指し、「魔法をかけているかの様に美しい」ところからきている」そうです。言い換えると、美しさには興味はないが魔法には興味があると言うことで、この「妻」が何を企んで魔法を欲しがるのか、興味をそそられます。
Posted by 寺阪誠記 at 2022年02月19日 16:13
アンチエイジングより本物の魔法に興味があるらしい奥様、蠱惑的なのか単に現実的なのか、気になる存在です。
寺阪さんの評とも少し重なりますが、「妻言いにけり」という淡々とした結句が効いていると感じます。
「奥さまは魔女」については連想が至っていませんでしたが、そのイメージも加えると、一層キュートな歌に見えてきました。
Posted by 伊藤まり at 2022年02月27日 01:05
ユーモアあふれる一首。魔女になってどんなことをするのか、ぜひ聞いてみたいところ。美魔女は容姿だけの言葉かと思っていたら「才色兼備」を指すようですね。勉強になります。「美魔女」という言葉に「魔女」が含まれていることを改めて認識しました。「妻」がそっけなく言ったのか、含み笑いでもしながら言ったのか。なにか形容があってもいいように思いました。
Posted by 村田馨 at 2022年02月28日 02:59
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