この記事へのコメント
ひろびろと新宿御苑の上にある青さよこれも東京の空

新宿御苑なら、東京らしからぬ広い青空を望めるのですね。
「も」という助詞一文字が多くのニュアンスを担っています。

「青さ」という抽象名詞から、色彩そのものへの感動がダイレクトに伝わってきます。

いっぽう、地方では都市化が進み、"青空格差"は小さくなってきたかもしれません。
少なくとも、高村光太郎の「あどけない話」の頃よりは。

智恵子が現代に生まれたら、やっぱり「東京に空が無い」と言うでしょうか。
それとも、この歌のように嬉しい驚きを噛みしめる日も、あるでしょうか。


Posted by 川上幸子 at 2022年08月21日 16:59
川上さんが書かれているとおり、「これも東京の空」の「も」の一文字によって、「東京には空が無い」というイメージとの対比が鮮やかに導かれていると感じます。
実際、東京には大小さまざまな緑地や公園があり、都心部でも大きな空が眺められる場所があります。
「ひろびろと」から「青さよ」まで字数を使って伸び伸びと御苑の空を描写していて、作者の開放感が自然と伝わってきました。
東京生まれの者としてとても共感したお歌でした。
Posted by 伊藤まり at 2022年08月29日 09:25
ひろびろと新宿御苑の上にある青さよこれも東京の空


ビルの合間に見える排気ガスが含まれた空ばかりではなく、ひろびろとした新宿御苑の上

の青空も東京の空であると開放感のある空を詠まれています。

平明な言葉を紡いだ一首ですが、なかなか巧みに構成されていますね。

御苑の上の青さは、御苑の緑あふれる草木がもたらしたものでその空も東京の空にちがい

ないですね。
Posted by 西五辻芳子 at 2022年09月01日 06:46
ネット歌会に初めて参加しました。短歌を始めて5年、自分の歌にコメントをいただくという経験がほとんどなかったので、どのコメントも嬉しくて何度も読みました。ありがとうございます。皆さんのお題に対する発想の豊かさ、コメントの付け方が大変勉強になります。私の歌の東京の空は、智恵子抄を思ってのものなので「 」を付けたほうが良かったのかな? と迷っています。
Posted by 大野奈美江 at 2022年09月15日 15:20
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