今回はみなさまから20首の詠草が寄せられました。ありがとうございます。
詠草を提出された方は、ご自分の詠草に間違いがないかご確認下さい。括弧内はルビとなります。
もし万一ご自分の詠草に誤植あるいは未掲載などがありましたら、
2月18日(日)の23時までに tankajin.eisou@gmail.com 宛メールでお知らせ下さい。
ただし原則、幹事サイドのミスに基づく誤植や、
メールの不具合等によって生じた未着による追加に限ります。推敲等の訂正には応じられません。
詠草が未掲載の方は、詠草が到着していない可能性が高いので、
ご迷惑とお手数をお掛けしますが、この記事のコメント欄に未掲載の旨と参加詠草を直接お書きこみ下さい。
その場合はお名前と、最近入会された方は会員番号をできましたらお願いします。
なお書き込まれた内容は公開されませんので、ご安心下さい。
詠草訂正・未掲載いずれの場合も、締切を過ぎてからのお申し出は
お受けできませんので、かならずは2月18日(日) 23時までにご連絡下さい。
1.両の手に重き荷物を持つわれにマクドのチラシを差し出す右手
2.サイコパスの女が彼に迫り来る「逃げて」と叫ぶ本に向かって
3.にせものの春とや言はむ日中は十六度とふ二月の朝を
4.安全はすこしくるしい引くほどにシートベルトは首に食いこむ
5.物言わずバドミントンを打ち交わす父と娘を行き来する羽根
6.あいでっ、と情けなく言う 母ならばここであっさり骨折してた
7.雪のこる庭を亀らはよこぎりぬ春一番の風は吹きたり
8.穏やかでさわがしき午後あまどいを古屋に積もりし雪とけて落つ
9.トンネルで今見たものは布切れのような死骸のような布切れ
10.終電を降りて散り行く人たちの一時間後の位置は知らざる
11.温室のカトレアよりも蘭よりも風に飛び乗るタンポポが好き
12.あらすじのつもりが長くなっていく杜子春をきみはしずかに聞きつ
13.深い夜に冬の星座が天空に星々の霊気は薔薇を育む
14.ラジオ聞きながら掃除機かけるなかはっきり聴こえる「主文は後回し」
15.眼うらをバラ色にしてバスを待つ二月のひざしたっぷり浴びて
16.食卓の隅で蜜柑が腐りゆく速度と同じに老いてゆく人も
17.お前がいいお前でもいいすれ違ふ僅かに始まる泣き笑ひあり
18.なにを待つことなき吾もときめいてたしかに春のちかづく予感
19.春は嘘、春は沈鬱泥水の底に花びら一枚ありて
20.身の上のさほど不幸にあらざるを云へば負け惜しみと人は聞く
確定詠草の発表は2月20日(火)で、コメント受付期間は2月20日(火)〜 3月10日(日)です。
コメントはそれぞれの作品に関するスレッドにお願い申し上げます。
詠草を提出していない方でも、短歌人会のメンバーでしたら
どなたでもコメントできますので、奮ってご参加下さい。
皆さまの活発なコメントを期待します。
それ以外にご不明な点がありましたら、
tankajin.eisou@gmail.com までお願い申し上げます。
それではみなさま、よろしくお願いいたします。
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