2024年02月17日

第52回ネット歌会詠草/13

深い夜に冬の星座が天空に星々の霊気は薔薇を育む
posted by 短歌人会 at 00:08| Comment(4) | TrackBack(0) | 第52回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私にはわからなかった歌なので教えてください。
この歌は3句で切れるのでしょうか。「天空に」の「に」で下句と繋がると読むのでしょうか。
上句が深い夜の天空に冬の星座があるということでしょうか。
下句は荒唐無稽な気がしますが、薔薇が夜も成長すると読んで星の光が育むと理解できないことはないと思います。
Posted by 鎌田章子 at 2024年02月24日 11:31
>鎌田さん

私は三句に軽く切れが入ると読みました。だから「天空に」のあとに一字空けが入った方がすっきりと読める気がします。
「星々の霊気は薔薇を育む」の詩的想像力は良いと思います。これくらい気障なフレーズを使ってみたいものです(笑)
一方、星や星座は夜に見るのが普通だし、星座が天空にあるのは当然だし、「深い夜」と言えばやはり夜空を想像しますので、一首の前半は重複感があって内容が整理されていない印象を受けます。
Posted by 寺阪誠記 at 2024年02月25日 18:36
寺坂様

やっと理解できました。ありがとうございます。
下句を生かすとしたら、上の句は整理して、気持ち夜空から離れても面白いかもしれませんね。
Posted by 鎌田章子 at 2024年02月26日 09:27
春に咲く薔薇を冬の間は星が育んでいるという捉え方は面白いと思います。
寺阪さんも書いておられますが、例えば「星座」と「星々」は重複する感が否めないのでどちらか一方でもよいのではないでしょうか。
以下は私の個人的な感覚で恐縮なのですが、「星座」を生かすなら具体的な星座名を入れてみる、オリオンや双子の兄弟が薔薇を育むというイメージも面白いかも知れません。あるいは「星」の方を具体的にしてみる、「星々の霊気」だとやや抽象的に感じますが「シリウスの霊気」とすると本当にそういうものがあるような気がしてきます。
Posted by 花澤孝 at 2024年02月26日 10:31
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