2024年02月17日

第52回ネット歌会詠草/3

にせものの春とや言はむ日中は十六度とふ二月の朝を
posted by 短歌人会 at 00:18| Comment(3) | TrackBack(0) | 第52回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の住む旭川で、2月半ばに冬日にすらならなかった暖かい日があり、道路の圧雪が崩れて歩きにくい日になりました。この歌にあるように二月の気候とは思えない日があったのです。
異常気象の日を「偽物の春」と二句切れで表現し、三句以下で状態を表現しています。
「にせものの春」が常態になるのではとのおそれも垣間見える歌だと思いました。
Posted by 鎌田章子 at 2024年02月24日 11:06
二月なのに春のように暖かい日のことを「にせものの春」と表現したのが面白いし、ぴったりだと思いました。寒暖差の激しい今年の二月については誰もが感じているのに、それを、はっきり意識することと、短歌にすることの間には案外高い塀があるのだと思います。
Posted by 大野奈美江 at 2024年02月27日 14:14
「にせものの春」が効いています。温暖化の影響なのか、四季を感じるには日常のアンテナを張り巡らせる必要が出てきました。だからこそ定型で切り取るという行為が大事なのだと感じます。
Posted by 野崎挽生 at 2024年03月08日 22:39
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