第46回短歌人ネット歌会の作者名を発表します。
本日から9月20日(月)まで、各作品の作者名がオープンになった上でのコメントを受け付けます。
なお、運営サイドのミスで作者名発表の更新が反映されておらず、大変申し訳ありません。
そのため、作者名発表後のコメント受付期間を9月20日(月)まで変更させていただきます。
みなさまにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
読みがうまくできなかった作品などに関しまして、
作者の方との質疑応答などにお役立ていただければ幸いです。いうなれば感想戦です。
特にまだコメントのない方は、是非一言述べてください。
ご自分の作品にでも他の方の作品にでも構いません。
詠草の有無は関係ありませんし、もちろんここからのご参加も大歓迎です。
皆さまの積極的なご発言で、歌会終了まで会を盛り上げていきましょう。
何卒よろしくお願い申し上げます。
1.植物に刃物を入れるごとく見ゆ江戸前寿司の主の手つき/高田圭
2.突然に雨のはらめき熱帯魚ひとりコメリの隅で見ており/竹田正史
3.絵巻物ひろげ眺めるようにして太刀魚巻をひもといていく/庭 鳥
4.紅色の金魚が泳ぐ風鈴の奏でる音が熱でくぐもり/五十嵐真希
5.俗名は「佐伯真魚」なる空海の杖跡に湧く泉かずかず/亀尾美香
6.魚屋を出したはいいが気前ないそんな店主を睨み飛ばした/海老原春樹
7.孤を描いて海をふりきる飛魚の羽長かりしツバメのごとく/馬淵のり子
8.あの穴を瞳と信じるためにまた幼子つれてエイを見にゆく/野崎挽生
9.小四時清き流れの石の間に魚をつかみ取りヤァタッと叫びき/永井秀幸
10.もう死んでゐるはずなのに真鰈の口のゆがみてくらき両の目/肥塚しゅう
11.クジラより大きな魚がおよぐ今日うろこなす雲ひろがる空に/加藤隆枝
12.鑑賞魚売る店を過ぎくれなゐにふたたびまみゆ さるびあの花/寺阪誠記
13.親がつけてくれた宗吉はそれとして田村魚菜は名前が売れた/吉岡生夫
14.その池に釣り逃したる六々魚を百々綱家(どどつないえ)と名づけてもみん/光本 博
15.発眼卵稚魚に育つを放流す雪消の水はじんじんと冷え/鎌田章子
16.魚へんの漢字を互いに挙げてゆく次第に自作の増えてゆきたり/鑓水青子
17.番組でご飯にうなぎパイ乗せて喰わされし志村けんを思ほゆ/生沼義朗
18.太陽を直下に浴びて透き通りたなびくダツの魚影は青く/高良俊礼
19.飴色の干されし魚揺れる窓ラオスの村に乾季訪れ/瑞坂 菜
20.白魚の幼き指がたたく世界壊れないかとはらはらと見つ/保里正子
21.あかあかと血を吸ひをへるドラキュラのマットをあらひさみしむいをを/西五辻芳子
22.場当たりに道は閉ざされたちまちに鮮魚とどかぬランチの寿司屋/太田青磁
なおこの記事にコメントはつけられません。
以前のコメント同様、それぞれの作品に関するスレッドに直接お願い申し上げます。
9月21日以降は、コメントは一切つけられなくなりますので、
書き込みはお早めにいただければと存じます。
次回第47回歌会は11月開催予定です。10月下旬より詠草募集を開始します。
歌会に対する改善案などありましたら、tankajin.eisou@gmail.com
もしくは、ネット歌会詠草一覧の記事コメント欄まで
積極的にお寄せください。できる限り運営に反映させて参ります。
また、昨今の社会情勢によって、全国的に歌会が開催できない状況にあります。
ネット歌会の開催方法や時期などにつきましてもご意見やご助言をいただければと存じます。
次回もたくさんの方々のご参加をお待ちしております。
ではもうしばらくの間、よろしくお願いいたします。